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★★ M8 M20 M27、木星、土星、火星 ★★
2018年05月19日
 
サンニッパを使った撮影はマルカリアンチェーンばかりでしたが、今日は惑星を撮影した後鏡筒を変えてM8干潟星雲、M20三烈星雲、M27亜鈴状星雲を撮影しました。
M8とM20については、ダーク、フラット処理も入れてあまり強い炙り出しはしていないのですが、高度が低いので、近くの街灯の光害と電線の影響で背景の色むらが大きく出てしまいました。この色むらは電線の可能性大です。風が強かったので収率は30%程度でした。
昨年、Tamron200-500mmの500mmf6.3を使ってオートガイド使用120秒で撮影しましたが、今回はNikkor300mmf2.8でオートガイド無しの30秒です。明るいレンズはいいですね!

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、D5500、OptlongCLSfilter、ISO1600、30秒、25枚、SI8でコンポジット、Photoshopで調整 トリミング無し
このままでは汚らしいので、それぞれトリミングしました。M20三烈星雲です。

M8干潟星雲です。

続いて全く同じ設定でM27亜鈴状星雲も撮影しました。一応それとわかるように写りました。自動導入でピッタリ中央に収まっています。こちらは高度が高いので上記のような色むらは出ていません。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、Nikkor300mmf2.8、D5500、OptlongCLSfilter、ISO1600、30秒、59枚、SI8でコンポジット、Photoshopで調整 トリミング無し

3倍程度になるようにトリミングしました。公害カットフィルターのせいか、暗い星が皆赤くなってしまいました。赤くないようにしようとすると背景が青くなってしまうので今回はとりあえずこれで我慢することにしました。


三惑星はシーイングが悪い上に強風でメチャメチャです。

土星

火星 撮影時くちゃくちゃの火星がコンポジット処理で丸くなったのが不思議なくらいです。


2018年04月13日の当ブログ「サンニッパ+ASI290MCでテスト」での考え方でカメラも物色中ですが、今のところ機種として「ZWO ASI294MCPro マイクロフォーサーズサイズ カラー冷却カメラ」に絞ってきました。
このカメラは2017年5月発表のSony製CMOSセンサーIMX294CJKを世界で最初に採用した、マイクロフォーサーズフォーマットのCMOSカメラです。4/3”サイズ1169万画素でADC14bitで一眼レフカメラに替えて暗い天体も撮影できるのではないかということです。私のように光害地で天体撮影する者にとって、望遠鏡を通しても肉眼で見えない天体を撮影するにはライブスタックできるこのような撮影方式が主体となるのではないでしょうか。冷却タイプを選択する理由はまさに光害地だからこそ、明るい空との極々僅かな光信号の差を捉えて拡大するには僅かなノイズも邪魔になると思えたからです。価格はどこの店でも税込138,800 円

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