2017年12月19日

　

　12月の新月期はここのところ連日晴れてくれました。撮影可能時間帯で不利になったM33に代って次のターゲットとしてバラ星雲を撮影しています。バラ星雲は昨年も撮影しましたが、長時間露出少枚数で非常に無理がありましたが、今回は120秒でできるだけ枚数を多くしています。この方がオートガイドミスを受けにくく本来のバラ星雲らしい画像に仕上がりました。

［撮影データ］SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、スターアライメントの基準星はBetelgeuse、NikonD5500、OptlongCLSfilter、Tamron200-500mmの500mm、ISO3200、F6.3、120秒105枚をSI8で加算合成、Photoshopで前回分と合成、調整、トリミング無し

M33さんかく座渦巻銀河　この撮影では毎回何か失敗や障害があって順調には撮れませんでした。とりあえず枚数を重ねて160枚ほどの結果です。


光害地からの挑戦シリーズで、色々工夫を加えておりますが、これまでではっきりした方法としては次の通りです。
①光害防止フィルターを使用する。
②カメラのヒストグラムでピークが1/2程度以下の露出とする。
③総露出時間は撮影対象にもよりますが、少なくとも1時間、できれば2～3時間とする。
④撮影時間は23時過ぎの方が多少とも光害が少なくなる。
⑤撮影対象が出来るだけ天頂に近い時間帯で撮影する。
⑥2～3日にわたって撮影する。
総露出時間が長いので、途中でカメラバッテリーの交換が必要になります。