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★★ 月齢6.6 プレアデス星団 馬頭星雲 ★★
2017年10月26日
 
 昨日に続いて快晴の夜です。光害地なので空はうっすら霞がかかったような感じで、月と1等星しか見えません。今日は月齢6.6の月が見えたので、まずこれから撮影しました。この秋に入ってから、もっぱらプレアデス星団で少しでもきれいに写せる条件探しをやっています。
 今日の月は、CelestronC5+D5500で撮影しました。比較的シーイングは良くまあまあの鮮明度で撮れました。そのせいか、月の中央でピント合わせをしたのですが、上下が何となくぼんやりした感じに写っています。当初光軸の狂いかとも思いましたが、光軸に狂いはなく、月の中央と周辺部で差があるので、どうやらC5の性能限界のようです。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、D5500直焦点、ISO3200、1/800、70枚をAS!3でスタック、RegistaxでWavelet、Photoshopで調整

 月全体像では殆ど分からないですが、月の上、中央、下を等倍で並べてみるとよくわかります。




プレアデス星団 今日はノイズを減らす目的でISOを1600とし、短時間露出多枚数を試してみました。結局、光害地ではバックの空に対して露出を決めるのが良いのかも知れません。その日によって光害の程度が異なるので、ヒストグラムでピークが中央辺りになるようにして出来るだけ多くの枚数を撮るのが良いのかも。(非光害地ならヒストグラムピークが1/3程度が良いと言われています。)

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、Tamron200-500mmの200mm、D5500、OptlongCLSfilter、ISO1600、4分10枚、2分20枚、1分40枚をSteraImage8でコンポジット、Photoshopで調整、トリミング

馬頭星雲 プレアデス星団の後の撮影で、十分な時間をかけられないのでまだまだ不十分です。来月の新月期が我が家からの撮影で、ベストチャンスになりそうなので、しっかり時間をかけて撮ってみる予定です。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、Tamron200-500mmの200mm、D5500、OptlongCLSfilter、ISO1600、3分20枚、2分6枚をSteraImage8でコンポジット、Photoshopで調整、トリミング

今日の月撮影で、バルコニー手摺取り付けEQ5GOTO赤道儀を使ったのですが、バルコニーの南東角設置のため、西側にある天体を狙う時、望遠鏡のファインダーもカメラのモニターも見えないので導入に非常に苦労します。自動導入でピッタリ合えばよいのですが、カメラモニターからはずれていると手鏡で見ても導入できないのです。一度導入に失敗すると、赤道儀をホーム位置に戻して始めから出来るだけ正確にスターアライメントをして自動導入で月の端っこでもモニターに入れば何とか真ん中に持って行けます。スターアライメントの星も、南東側にあるものを選ばないことにはアライメントが出来ません。南東の星でアライメントして西にある月に合わそうとすると、どうしてもずれを起こしやすいのです。
 色々試行錯誤を繰り返して、いい方法を見つけたいと思います。その一つが、望遠鏡に電子ファインダーを付けたらどうかということです。オートガイド用カメラをファインダー保持具に付けてみようとしましたが、径が足りません。ぴったりのものを見つけたいと思います。
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