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★★ 今日の木星と土星 ★★
2017年06月23日
 今日は梅雨の晴れ間で、夜も晴れてくれました。
 前回、惑星撮影機材について考察しましたが、アイピースをPL10mmにすると、焦点距離が9300mmにもなり、大きく暗くなってシーイングの悪い時には撮影意欲が無くなるほどボケたので、アイピースを元のコーワのスポッティングスコープ用14mm30倍アイピースに戻して撮影しました。
 木星はシャッター速度も速く、キャプチャー数が4000以上になったので、私の作品としてはまあまあのものになりました。衛星2個が薄っすら写っていたので、その部分だけ明るくしました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、FireCaptureAVI動画をAutoStakkert3でスタック、RegistaxでWavelet、Photoshopで調整、Camera=ZWO ASI290MC、FocalLength=3100mm、Date=230617、Start=195719.268、Mid=195734.268、End=195749.269、Duration=30.001s、Frames captured=4017、File type=AVI、ROI=640x480、FPS (avg.)=133、Shutter=7.459ms、Gain=400 (66%)、Limit=30 Seconds、Sensor temperature=33.8 °C

土星はキャプチャー数上限10000で撮影しました。10000でも3~4分とあまり時間はかかりません。その結果、私の作品としては、最良作になりました。シーイングが良ければ今年の目標達成できたのですが、あともう少し頑張ります。天気頼みですね。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、FireCaptureAVI動画をAutoStakkert3でスタック、RegistaxでWavelet、Photoshopで調整、Camera=ZWO ASI290MC、FocalLength=4050mm、Date=230617、Start=211118.142、Mid=211258.309、End=211438.476、Duration=200.334s、Frames captured=10000、File type=AVI、ROI=640x480、FPS (avg.)=49、hutter=20.03ms、Gain=450 (75%)、Limit=10000 Frames、Sensor temperature=29.9 °C
 思いっきりWevelet処理をかけてみたところ、カッシーニの間隙が黒くなってつながりました。

 現在ROI=640x480で画面長辺の1/2~3/4程度になるよう目指しており、その為にはカメラ位置をどれだけ後ろにさげればよいかを調べているのですが、今日これらを撮影した際、カメラを手持ちで移動させて、土星が丁度良いサイズに写る位置を確認してみました。この結果、ROI=640x480で最適なサイズは現位置から約30mmさげれば良さそうだと確認できました。さらに今日の撮影データからの計算結果でも35mmさげるとの結果が得られました。よって前回ブログで42T2/31.7mmアダプターの光路長を20mmにするか30mmにするかは30mmが良いという結論になりました。これでいけば焦点距離は6000mm程度になる見込みです。
 本件の検討過程でBORGのコンパクト・エクステンダー・メタル【4603】(2.2倍)+メタル延長筒【4604】(1個あたり1.36倍)も良さそうだということで検討対象に挙げましたが、見送ることにしました。
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