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★★ 今日の木星 子持ち銀河 ★★
2017年04月24日
 今日は玄関前の北極星で極軸合わせの出来る場所で撮影しました。この場所は隣との間の僅かな隙間から北極星が見えるだけなので10cmも移動すると見えなくなるという場所です。それでも正確に極軸合わせをすると、自動導入もオートガイドも精度よく動くので気持ちいいですね。
 その場所で実は「子持ち銀河」の撮影に挑戦!全く見えない相手なので撮れたのか撮れなかったのか、この後の膨大な画像処理にかかってきます。この後22:30頃に木星が良い位置にいたのでカメラをC270に交換して撮影しました。シーイングが非常に良く、自分としては満足いく作品となりました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、WebcamC270、SharpCapによるfps15で20秒動画をvest50%(150フレーム)をRegistax6でスタック、Wavlet処理
今日は、Registaxでスタックするフレーム数と出来上がりの関係を調べました。
300(1.1GB)、500(1.8GB)、1000(3.6GB)フレームで撮影し、処理したのですが、1000フレームだと木星の速い自転が関係するのか、かえってボケてしまうことがわかり、20秒300フレームがベストだということでした。

そして今日のメインターゲットである子持ち銀河M51ですが、自動導入が成功し、きちんと写野に入っていました。これを手持ちソフトで処理したところ、何とか子持ち銀河であるとわかるもののこれが限界でした。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、D5500、直焦点、OptlongCLSfilter、ISO6400、F10、オートガイド、4分×8フレームをDSSでスタック、Photoshopで調整、トリミングあり

超光害地ではありますが、とりあえず子持ち銀河の形は何とか出ました。このような処理でステライメージを使えば破たんすることなく加算合成が可能とのことで、高価なソフトですが遂に発注してしまいました。手元に届けば、これをもっときれいで鮮明な画像としてアップ出来るのではないかと期待しております。


ステライメージ8の納期は1週間ほどとのことなので、それまでの間に試用版で処理テストを行ってみました。
8で追加された自動処理の機能を使ったのですが、期待したほどきれいには仕上がりません。加算コンポジットを行い、少しコントラストは出ましたが、ノイズも一緒に加算されるので非常にノイジーな結果になりました。
今回の4分×8フレームでは全く不足のようなので、最低でもこの4倍程度は露出をかけないと駄目なようです。ISOは3200程度に落として枚数を増やすのが良さそうですね。
おそらく、非光害地なら今回程度の露出でもそこそこの結果が得られたのではないでしょうか。
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