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★★ 銀河団撮影に挑戦 ★★
2017年04月19日
 木星が観察しやすくなってから、毎日のように木星を撮影してきましたが、なかなかシーイングの良い日に恵まれず、ボケた木星ばかりになってきました。今日撮影しても代り映えしないようなので、月の出も遅くなったし、今日は空が青く見えたのでもしかして何か銀河が撮れないかなと試みてみました。
 北の空なら観察しやすい有名な銀河があるのですが、我が家バルコニーからでは見えません。そこで南の空なら今の木星の近く、髪の毛座あたりに銀河団があるので、試してみることにしました。光害地なので双眼鏡でも望遠鏡でも目視では全く確認できません。まずは広い範囲で探してみることにし、500mmカメラレンズで撮影してみました。自動導入でM58とNGC4473の二つ、光害防止フィルター使用でD5500で撮影してみました。
まずはM58ですがこの中に写っているのか写っていないのか?自動導入で他の星を指定すると必ず中央付近に入ってくるのでどこかにあるはずです。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、D5500、Tamron200-500の500mm、OptlongCLSfilter、ISO6400、F6.3、4分、RAW8フレームをPhotoshopでスタック調整

次にNGC4473ですが、どうやら赤丸の中がそのようです。これは1辺1/3程度にトリミングしています。極軸合わせが不完全なため、オートガイドミスを起こして星が楕円になってしまいました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、D5500、Tamron200-500の500mm、OptlongCLSfilter、ISO6400、F6.3、4分、RAW8フレームをPhotoshopでスタック調整、トリミング

D5500、500mmで木星も撮影 星空の中の木星も面白いですね。木星とガリレオ衛星以外の星は極小さくこの写真サイズに縮小すると殆ど見えなくなってしまうので、強調処理しました。
[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、D5500、500mm、ISO6400、3.5秒、F6.3

月の出は遅いので、翌朝9時頃昼間の月を撮影しました。月齢は22.9です。

[撮影データ]SkymemoS、FinePixS1、F6.4、1/640秒、2400mm相当、16枚をPhotoshopで手動スタックし、調整

今回は銀河団が撮れるかどうかの試しで、なんとなく撮れそうだとの感触を得たので、今度は空の状態の良い時にC5を使ってきっちり極軸を合わせて撮影を試みたいと思います。出来そうもないことに挑戦してみるのもこの趣味の楽しいところです。何かが撮影出来れば達成感が得られるし、出来なくても、ダメ元、何も失うものはありません。
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