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★★ 月齢4.8の月 オートガイドテスト ★★
2017年03月03日
 もう月がこんなに大きくなりました。今日は北西の風が強く如何にもシーイングが悪そうでした。実際月を拡大するとクレーターがゆらゆら変形していました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、D90直焦点、ISO1600、1/800、32枚をRegistaxでスタック、Photoshopで調整

 月全体像の撮影はD90で64枚撮影することにしていたのですが、後の作業に気を取られて16枚2セットにしてしまいました。シーイングが悪いので少し解像度が落ちたような気がします。

 惑星をオートガイドで撮影出来るかの予備テストを行いました。惑星は短時間で撮れるので、オートガイドは不要というのが常識のようですが、木星の自転をタイムラプス撮影するとなると、長時間画面の同位置に捉えておきたいからです。また位置ずれが少ないとスタック精度も上がるのではないかとの考えもあります。まあ、「何でも経験!やってみる」ということでやってみました。木星ではなく月で、
 撮影もオートガイドもパソコンにUSBケーブルを接続して行うのですが、1台のパソコンでオートガイドしながら動画撮影が同時に出来るのか?が疑問でした。私が天体撮影に使っているパソコンはSurface Proですが、これにはUSB接続口が1個しかない。そこでCPUが同じi5搭載である15インチのノートパソコンLaVie LS550を使ってみました。結果として、動画撮影中モニターが一瞬停止することもあるが動きました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、オートガイド、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、WebcamC270、SharpCapによる10秒動画をRegistax6でスタック、Wavlet処理、Photoshopで調整

左側に黄色いものが写り込んでいますが、これはC270のパイロットLEDが点灯したためです。消灯しようにもこちらのパソコンにはC270のすべてのソフトをインストールしてなかったので駄目でした。
オートガイドの効果ですが、有るような、無いような、しばらくは一定位置にとどまってくれたのですが、次の瞬間スーッと画面から居なくなったり、オートガイドのズレ分だけで画面からはずれてしまうのかもしれません。75mmのガイドレンズで8000mm以上のガイドをするのは無理なのかも知れません。
今回はここで雲も出てきたので中止しましたが、もう少しガイドが安定する状態で木星でテストしてみるつもりです。Surface用にUSB3のハブも購入予定です。
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