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★★ 木星 SharpCapテスト ★★
2017年02月26日
 惑星撮影用に使っている安価なカメラWebcamc270のキャプチャーソフトにこれまではAGWEBカメラを使ってきましたが、天体撮影用に特化したSharpCapを紹介していただいたので、このテストを兼ねて午前2時過ぎから木星撮影をしました。GPVの雲量予報では2時には雲が無くなるはずだったのですが、準備が終わったところで雲が出て3時半頃から雲の合間で撮影開始しました。ところがまた途中で雲に邪魔され30分ほど待つなど、じっくり撮影することは出来ませんでした。シーイングは3時半頃はやや良い状況でしたが、その後少しづつ悪化していき、撮影終了した5時過ぎにはやや悪いという状況でした。
 シーイングのやや良い状況下で撮影したものは縞の中の模様も出るなどこれまででは最高の仕上がりとなりました。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、セレストロンC5、KOWA TSE-14W30XW 14mmアイピース、拡大撮影法、WebcamC270、10秒動画をRegistax6でスタック、Wavlet処理、5枚を再度Registaxでスタック、Photoshopで調整
 雲が出て1時間ほど間が空いたので、大赤班の位置が移動しています。カメラの設定をいじっているので、色も変わっています。

 木星は自転速度が速いので、12分ほどで大赤班はさらに移動しました。

 最後には大赤班は見えなくなりました。赤道儀の赤経移動が目一杯になって動かなくなったので反転させました。カメラ角度も変えたので木星の傾きが変わりました。

以前に使っていたキャプチャーソフトAGWebカメラに戻してみましたが、シーイングが悪くなってきたので何とも言えませんが、上のSharpCapの方がきれいに撮れたように思えます。

SharpCapの良いところは、パソコン画面いっぱいに大きく表示できるので、ピントも合わせやすく使い易いです。しかし、保存されるファイルのサイズがAGWebカメラの80倍もの大きさで、10秒1本で 540MB、500フレームでは1.8GBにもなってしまいます。今日の撮影だけで20GBにもなりました。この辺はスタックが終わったら削除しないことにはディスク容量が足りなくなってしまいます。
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