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★★ Sky Watcher EQ5 GOTO赤道儀のファーストライトは満月 ★★
2016年12月14日

 SkyWatcher EQ5 GOTO赤道儀のファーストライトは満月です。シーイングはやや悪い状態で、少し風もありましたが、スカイメモSと比べると、ピント合わせでも全くブレることなくしっかりピントの山はつかめましたし、多少の風でもブレません。これはこの赤道儀に期待したひとつで満足できました。シャッターぶれが在ったかどうかはよくわかりませんが、多少良い感じはします。

[撮影データ]スカイウォッチャーEQ5GOTO、セレストロンC5、ニコンD5500、直焦点、1250mm、ISO800、1/800秒、8枚をPhotoshopでコンポジット、調整

 WebcamC270で満月の月の名所を撮影しました。こちらも操作時のブレがないので非常にやりやすく、また、月内の移動も赤道儀のコントローラーボタンを押すだけなので構図合わせも楽です。障害はシーイングの悪さだけでした。
ティコ

ガッサンディ

コペルニクス

アリスタルコス

虹の入り江

プラトー

アルペン山脈

 EQ5GOTOの極軸合わせを試してみました。実際に北極星で合わせるのは簡単ですが、北極星の見えないバルコニーで1スターアライメントはできるのですが、これでは極軸が合いません。極軸を合わせるためには2スターアライメントか3スターアライメントをしなければならず、これが大変。1つ目の星はアルデバランとかシリウスが候補にでるのですが、2つ目の星は名前の知らないものばかりが候補に出てきて、それを選ぶと北の方の家で見えない方向を向いてしまいます。シリウスとアルデバランといった南側で比較的近い星では2スターアライメントは出来ないのでしょうかね。これでは「北極星が見えない場所でも使える」といううたい文句にならないですね。この件はもう少し試行錯誤の必要がありそうです。
 自動導入についても、極軸が合っていないと正確に導入してくれませんが、何とか近くまでは望遠鏡の方向を向けてくれます。今日の月も一応自動導入でやりました。満月なので見えない天体を自動導入で撮影するというのはしばらくお預けです。
 オートガイドのテストもしてみました。基本的に極軸が合っていない状態ではオートガイドも補正幅が大き過ぎてエラーが出やすくなってしまいます。何度も条件を変えながらキャリブレーションをやったところ、何とか10分以上ガイドしてくれるようになりました。
 今日のファーストライトでは、一応動くということを確認したという結果でした。何をするにも基本の極軸を合わさないことにはこの赤道儀の機能を発揮することはできないですね。北極星の見えないバルコニーで南側の空の狭い範囲だけで極軸をいかに合わせるかもう少し研究してみます。
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