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★★ 月齢19.8 更待月 オートガイダーテスト ★★
2016年11月20日

 「KYOEI オートガイダー TOUP75GSSアルカセット」をテストしました。D5500に200-500mmを付けてプレアデス星団に向けた状態でオートガイドのテストをしようとしたのですが、オートガイダーのピント位置を∞にしたため、ピントが合わずガイド星を見つけることができません。そのうちに雲が出て、テスト中断。そこでpdfの取説を読んだところ、このセットでのピント位置は20m程度とのこと、2時間ほど後で雲がとれたので、ピント位置を合わせて、再度プレアデス星団を探したのですが、月が出て明るくなったので見つからず、見つけやすいオリオン大星雲にカメラを向けました。この状態でオートガイダーを開始したところ、10個以上の星がしっかりパソコン画面に写り、その内の真ん中付近の星をガイド星に指定してキャリブレーションをしたところ、すぐに十字線が緑色に変わってガイドが開始されました。ガイド信号が送られるとスカイメモSのランプは左右両方とも点滅します。点滅したり、点滅が止まったりが継続され正しくガイドされているとわかりました。
この状態でオリオン大星雲を30秒、20秒、10秒、5秒で撮影し、コンポジットしたものがこれです。ガイド無しでは9割が没になりましたが、没になるものはゼロで、コンポジット時の移動量はせいぜい1ピクセルでした。


オートガイダーテスト時にすでに月が出ていたので、月も撮影。今日の月は夜更けに昇るので「更待月」と呼ばれます。月の撮影では低い位置のためオートガイダーは手摺の陰になって使えなかったです。でも月ではシャッター速度が速いのでガイダーは不要です。

[撮影データ]スカイメモS、セレストロンC5、NikonD5500、直焦点、1250mm(1875mm相当)、F10、ISO3200、1/800秒、16枚をサイズ縮小後Registaxでコンポジット、Photoshopで調整
WebcamC270での撮影は出来なかったので、テオフィルスとアルタイ断崖、上の写真から等倍切り出しです。正に欠け際で陰が大きくなっています。
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