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★★ シュミカセ望遠鏡ピント合わせ ★★
2016年07月05日

 梅雨時で夜空にも雲がいっぱい。そんな時でも時々雲が切れて星が見えることがあります。あ!見えた、と急いで機材をセットしても、小さな星だとたとえ視野に入っていても、大きくピントがずれていると見えないのです。ピントノブを回してみるのですが、どちらに回せば合焦に近づくのかもわかりません。もしかしてファインダーがずれて視野に入っていないのではないかなどとやっている内にまた雲に隠れて見えなくなってしまいました。
 大きく明るい月が出ていて、月で焦点を合わせるなら簡単なのですが、今は星観察に最適な新月期です。望遠鏡の天体写真に対する焦点は常に「無限大」で良いのですが、天体望遠鏡には焦点目盛りがありません。私の持っているセレストロンC5では、望遠鏡の接眼側に色んな物がつけられるように十分なバックフォーカスが設けられ10数センチはありそうです。
 アイピースで眼視のあと一眼レフを付けて撮影するとか、ウェブカメラを付けて撮影するといった場合、ピントノブをどちらの方向にどれくらい回せば焦点が合うのかさっぱりわからないのです。
 そこで、接眼側を付け替えた場合、ピントノブをどちらにどれだけ回せば良いかを調べて記録しておくことにしました。
最も基本的な形 Visual Back+Eyepiece です。

↓  1+1/2回転



天頂プリズムを付けた形 Visual Back+Prism+Eyepiece です。接眼側光路が伸びる場合、右方向(時計回り)に回します。



↓ 3/4回転
ウエブカメラでの直焦点撮影の形
T-Adapter & T-Ring+WebcamC270 です。

↓ 3/4回転
ウエブカメラでの直焦点撮影にテレプラスを入れた形
T-Adapter & T-Ring+TeleplusWebcamC270 です。テレプラスは一眼レフカメラでは焦点位置が変わらないようになっていますが、ウェブカメラはセンサー位置が近いので、光路が伸びているように見えますが逆方向にピントノブを回すことになります。
↓ 1/4回転
一眼レフカメラでテレプラスを入れた直焦点撮影の形
T-Adapter & T-Ring+Teleplus+D5500
↓    0回転
一眼レフカメラでの直焦点撮影の形
T-Adapter & T-Ring+D5500
一眼レフカメラの場合はテレプラスが在ってもなかっても焦点位置は変わりません。
 逆方向に付け替えたり、飛ばした形で付け替える場合は、間の回転数を差し引きすればよいことになります。天頂プリズムを付けた場合とテレプラスを付けたウェブカメラがほぼ同じことがわかります。単純で簡単そうなのですが、なかなか身に付かないので、自分用備忘録として記載した次第です。
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