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★★ 私の天体写真、これまでとこれから ★★
2016年07月01日

 天体写真を始めようと思い立ったのが昨年9月なので、間もなく10ヶ月になります。
 現状は直近の「天体写真ギャラリー」に載せている程度の天体写真が撮れるようになりましたが、自分自身での整理のためにもこれまでの経緯を再確認して今後どうすべきか考えてみることにしました。
・1997年10月  Sony Cyber-shot DSC-F2購入 デジカメによる写真撮影に興味を持つ
・1999年08月  Olympus Camedia C-2000Z購入 本格的にデジカメ写真を始める
・2001年05月  ホームページ「山写真紀行」を開始
・2001年06月  Fujifilm FinePix6800Z購入 デジカメの高画素化ブームに乗る
・2002年01月  Minolta DiMAGE7購入 マニア向けデジカメでアクセサリー類は一通り揃えた
・2003年04月 ★Kowa TSN-664ED、Nikon CoolPix4300のデジスコセット購入 野鳥撮影を始める
・2003年08月  Vixen GEOMA52S スコープ購入 モバイルデジスコとして野鳥撮影に使用
・2004年07月 ★Nikon D70+Tamron28-300mm F3.6-6.3購入 初めてのデジタル一眼レフで、風景や野鳥撮影に使用
・2005年03月 ★Tamron AF90mm F2.8購入 マクロレンズで野草の花撮影に使用
・2005年07月 ★Tamron AF200-500mm F/5-6.3購入 超望遠レンズで野鳥撮影に使用
・2006年11月 ★Kowa BD32-8双眼鏡購入 主に野鳥撮影時に使用
・2007年01月 ★Tokina AT-X124PRO DX12-24mmF4購入 超広角レンズ、風景撮影に使用
・2008年09月 ★Nikon D90+Tamron AF18-270mm F3.5-6.3購入 ライブビュー、動画撮影可能なデジタル一眼レフの草分け機
・2010年07月 ★Fujifilm FinePixHS10購入  24-720mm相当30倍ズームネオ一眼、主に風景、野鳥撮影に使用
・2014年08月 ★Fujifilm FinePixS1購入 24-1200mm相当F2.8-5.6 50倍ズーム、HS10に代わり風景、野鳥撮影に使用

 ここまでの手持ち機材で★印をつけたものは、すべて天体写真撮影に使えるものであったため、空にもレンズを向けて日食、月食、月、星景星野写真を撮影してみることもありました。このようなことから、星空や星雲あたりまで撮ってみたくなり、ポータブル赤道儀が手の届く価格帯で市販されているのを知り、天体写真の世界に足を踏み入れた次第です。
・2015年10月 ★Kenko スカイメモS、微動雲台、微動台座&アリガタプレート購入 天体写真撮影を開始
・2016年03月 ★天体写真撮影用の小物として、FinePixS1用タイマーリモコン、D90用タイマーリモコン、ソフトフィルター、カメラ用6.5×18正立ファインダー、Kenko 2×テレプラスなどを購入
・2016年04月 ★Nikon D5500 18-55VRⅡレンズキット購入 天体撮影に有利な高感度、高画素数、軽量 を活かせる
・2016年05月 ★Celestron C5 127mm 1250mm 撮影アダプター購入 天体望遠鏡として、スカイメモSに載り最低限月の詳細や惑星が撮影できる
・2016年06月 ★アイピースPL10mm、拡大撮影アダプター、Webcam C270、アリミゾマウント等購入 Celestron C5での撮影における大きな不具合は解決

 以上 天体写真を始めたことで、ざっと25万円程度は散財したことになります。天体写真を本格的に始めるなら少なくとも50万円以上はかかるところを、半額程度で抑えた自分を褒めたいところですが、これだけでは満足できないのが天体写真という底なし沼の世界で、次の深みへ足がはまり、抜けそうにない今日この頃です。

 次の深みが何かと言えば、本格的赤道儀です。なぜかと言えば、スカイメモSのようなポータブル赤道儀にCelestron C5にD5500を付けて撮影すると、搭載荷重内であっても、ピント合わせではプルプル揺れ動くし、どうしてもシャッターショックの影響でブレるのです。このためC5の性能を十分に作品に取り入れられていないのです。それと、肉眼で見えない天体の撮影では不可欠な自動導入を使いたいということです。これまでは肉眼で見えるオリオン大星雲、プレアデス星団、ヒアデス星団、月、木星、土星、火星などが撮影対象でした。これからは肉眼では見えない星雲、星団なども撮影したいではないですか。アンドロメダ銀河では大変な苦労と時間をかけて撮影したのでこれからの天体撮影では自動導入は不可欠と思った次第です。それと自動導入が実現したとすると、その次はオートガイドということになります。そしてオートガイドを使った撮影を始めると、望遠鏡の次の段階として口径200mmクラスでもっと質の高い写真を撮りたいということになっていきますね。それらの中でも赤道儀は最も高価なもので、最もお金をかけるべき機材なのです。ほんとに良い赤道儀だと電源などの必要なアクセサリーを含めると50万円ぐらいはかけたいところであり、それだけかければ長持ちするので、一生使えるようです。また、良いものならいらなくなればオークションなどで割と高値がつくようです。そんなことが分かっていても現実はそんなにお金はないので、今調べているのは、Sky Watcher EQ5 GOTO 赤道儀で電源も含めて10万円程度の物だったりするのですね。

 みみっちくお金の事ばかり書いていますが、「天体写真にはお金がかかる」という定説がある限り注意しないと大変なことになりそうなので慎重にならざるを得ないのです。趣味としてデジカメを初めてから天体写真を始める前までで約18年、その間機材購入に使った金額はおおざっぱですが140万円くらいでしょうか(パソコン関係が抜けていますが)。年間8万円程度ということになります。これとは別に写真撮影のための旅行費用はもっと高額になります。これと比べると天体写真を始めて年間25万円は高い。でも一旦良いものを買ってしまえば、何年も使える。ならば5~10年で平均以下に収めたらいいのではないかともいえるのですが・・・

 一般的に趣味にかけるお金は年収の10%、70歳以上の平均年収213万円なら年間21万円が妥当というところのようです。私の機材はこれまで理想的なレベルの2段階程度下で揃えてきました。その線でいけば、赤道儀はあと1年後に10~20万円のものを買えば無茶はやっていないということで、一般的にも認められるのではないでしょうか。ということで、あと1年間は現状の機材で我慢ではなく、うまく使いこなして楽しんでいきたいというのがこの考察の結論です。
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