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★★ WEBカメラを購入し、改造しました ★★
2016年05月22日

 WEBカメラのテストとして、安いWEBカメラを購入し、望遠鏡用に改造しました。
購入したのはこれです。LogicoolウェブカムHD画質120万画素C270 Amazonで1,326円でした。
一緒にKenkoのTマウントアダプターニコン用1,709円とニコンFマウント用リアキャップ480円も購入しました。

改造はレンズと取り付け台を取り除くだけです。レンズを取り除くと撮影中にLEDパイロットランプの光が入ってしまいますが、ソフトの環境設定で「点灯しない」に設定できるので問題ありません。

改造結果 小さなCMOS画像素子が見えますね。

取り外した部品 取り付け台、レンズ、ピン
セレストロンC5に取り付けた状態です。
取り付けに「レンズリアキャップ」を使ったところが”ミソ”です。撮影アダプターに一眼レフカメラと同じように簡単に取り付け取り外しができます。WEBカメラ本体とレンズリアキャップの接合にはポリプロピレンにも対応というプラスチック用接着剤を使いました。
写真では直焦点撮影アダプターに取り付けた状態ですが、状況により2×テレプラスを間に入れることも可能ですし、アイピースを使った拡大撮影アダプターに取り付けることも可能です。
(ピント調整ノブに「つまようじ」が付いていますが、これは微調整用に工作して付けたものです。天体用の正規部品は何でもすごく高価になってしまうので、DIYでやらざるを得ないことが多いですね。今回は税別66,000円のWEBカメラが3,500円ほどで出来ました。)

 安価なWEBカメラですが、仕様的には120万画素CMOS画像センサーで1280×960ピクセル30フレーム/秒のwmvビデオで保存できるので、avi変換すればRegistaxでそのままスタックできるはずです。静止画だと最大300万画素(ソフトウエア処理)JPEG出力されます。問題は感度がどれくらいかですね。月なら大丈夫でしょうが、土星だとどうなるか心配です。今回はとりあえずのテストとしてやってみます。
 追記:天体撮影に特化したフリーウエアSharpCapを使えば直接aviで保存できます。
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