HOME
ブログ一覧
戻る
★★ 月齢14.5の満月 ★★
2016年02月23日

 また間1日雨に降られて、今日は月齢14.5の満月です。満月と言っても正午時点のため、月の出時点ではもう右上が欠け始めています。今日は月の出直後も撮ってみましたが、ものすごく赤味がかって、しかも猛烈にユラユラしてシーイングが悪かったので、月の出から90分程度を撮りました。まだ赤みが少し残っております。
 今日は超解像ズーム2400mm相当で撮ったものをトリミングしてRegistaxで32コマをスタックしました。シーイングが悪い時にはシャッター速度を速くするとよいとの情報があったので、ISO800、1/800、f5.6で撮影しました。しかし、シャッター速度をいかに速くしても、揺らぎでボケた月はボケたまま写るし、揺らぎで歪んだ月は歪んで写るので1/100秒でも1/800秒でも結果にあまり差は見られません。多数枚をスタックしてぼんやりと本来の形が出てくるということです。

スカイメモS、FinePixS1、超解像ズーム2400mm相当、ISO800、1/800秒、f5.6、32枚をトリミング後Registaxでスタック、Photoshopで調整後長辺640pxにリサイズ

月が天頂近くに来た時に一眼レフのD90にTamron200-500mmを付けて撮ってみました。750mm相当なので小さく写ったものをトリミング拡大するのとミラーショックがあるので、あまり鮮明にはなりません。

スカイメモS、D90、Tamron200-500の500mm750mm相当、ISO400、1/1600秒、f8、66枚をトリミング後Registaxでスタック、Photoshopで調整後長辺640pxにリサイズ

 都会で鮮明できれいな月を撮るのは非常に難しいと痛感しました。余程空の状態が良くないと、いくら高価な高級機材を使っても撮れないのではないでしょうか。本当に高い鮮明度できれいな月を撮るなら、星観測と同様に都会から離れた高山でないと駄目かもしれません。強いてやるなら望遠鏡で大きく撮ってモザイク合成でしょうか。ネットで鮮明できれいな月がたくさん見られますが、シーイングの良い時や場所で撮影し、写りの良いものだけを選別してスタックしたもののようです。

 今日2016年2月23日の満月と昨年2015年9月28日に同じ機材で撮ったスーパームーンを比較してみました。数値で14%大きいと言われますが、見比べてみるとずいぶん違うことがわかります。

BACK 前のブログへ 次のブログへ