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★★ アンドロメダ銀河の撮影 ★★
2016年01月14日

 1月も半ばになると、21時頃には我が家北の窓からアンドロメダ銀河の撮影が可能になりました。光害のため空は明るく、双眼鏡でも空が澄んだ時しか見ることはできませんが、写真では何とか撮ることが出来るのです。そんなアンドロメダ銀河を少しでも良く撮れないかと晴れた夜には出来るだけ撮影を試みています。

 見えない天体を写真に撮るのは大変です。今どきの高価な赤道儀なら、天体を選ぶだけで自動導入できるでしょうが、最低限の機材での方法をいろいろ研究しており、ここに私なりのズームレンズを使ったやり方をご紹介しておきます。

 まずは、大体の位置はネット情報などで事前に把握しておきます。
 私の場合は、カシオペア座から探す方法です。
 カシオペア座にある4つの星を基準にして、8倍双眼鏡の視野で南西方向に2つの辺りにあることを頼りにその両方が入る広角側で撮影します。
 アンドロメダ銀河がある辺りが画面中央になるようにレンズ方向を調節し、50mm~100mm程度にズームアップして再度撮影します。この程度の焦点距離ならカメラの液晶モニターでもアンドロメダ銀河だと確認できるようになります。
 これが完全に画面中央になるように微調整します。確認は50mm~100mm程度で撮影します。画面中央になったら、目的の焦点距離までズームアップして本格撮影します。


 今回506.8mm相当で撮ったのが下の写真です。ISO800とISO1600、各20秒と30秒で8枚づつ撮ったものをコンポジットしたのですが、以前のものと代わり映えしませんね。


 我が家からの空ももう少し空気が澄む可能性はあるようですが、そんな時には渦巻きは無理でもボヤ―としたものがもう少し大きく撮れるのではないかと期待はしています。今シーズンで見られる(撮影できる)のはあと1ヶ月程度ですね。

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