塩谷町のオキナグサ 2015年04月15日
オキナグサってこんな花です。キンポウゲ科オキナグサ属の多年草で、山地の日当たりのよい草原や河川の堤防などに生育します。開発や盗掘により激減し、絶滅危惧種に指定されています。(当ページの背景色はオキナグサの花の色です。)
あまり大勢がおしかけると、踏まれてだめになるのではないかと心配ですが、地元の方は歓迎しているようなので行き方もご紹介しておきます。栃木県塩谷町の上平橋のたもとにある「ふれあいの里しおや」へ行けば、オキナグサ群生地案内図があるので、そこから鬼怒川の土手を10分ほど東へ歩いたところに堤防を下る階段があります。
上の方は花期が終わって綿毛が髭状になっています。これが老人の頭のようなので「翁草」と呼ばれます。群生していると、花よりも綿毛の群生の方がきれいとのこと。綿毛は5月上旬まで楽しめるそうです。
足の踏み場も無いほど群生しています。実際、踏まれて潰れた株がいくつもありました。
上は開いた花の多い株。実際は下のようにうつむいて咲いているのが殆どです。
実際、花を楽しむには、しゃがみこんで
見たり、写真を撮ったり。
花の終わりは、このように髭が伸びて
きます。
帰る頃に大勢の団体ツアー客がやって
きました。
タテヤマリンドウも咲いています。
堤防にはクサボケの群生もありました。