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★★ NAS(ネットワークHDD)のLinkStationが故障 ★★
2017年10月25日

 我が家のストレージとして使っているNASのLinkStationから「I12:RAIDのテグレードモードで動作中です。」とのエラーメッセージが出た。このエラーメッセージをコピペで検索したところ、これはドライブが故障したが、データアクセス可能な状態で動作していることを示すものだ。RAID1(ミラーリング)で使っているので、2台のハードディスクのどちらかが故障したのだ。このLinkStationは購入から4年半になるのでそろそろ故障する時期でもあったのだ。最近のパソコンは寿命が延びて10年近くも使えるようになっているので、もう少し持って欲しかったところであるが、壊れてしまったものは仕方がない。HDD 2台共壊れる前に交換することにした。NAS NavigatorのWEB設定からシステム→ディスクで調べるとディスク2が故障していることが判った。

 このLinkStationは4TBであるが、RAID1にしたために実容量1.8TBである。既に使用領域1.39TB、空き領域423GBとなり、追加ストレージを考えていたところである。最近は写真1枚のサイズも大きくなり撮影枚数も多くなったし、天体撮影ではRAWやAVIで記録するので空き容量の減り方もかなり早くなった。旧いデータは使用頻度も減っているので、2TB程度のHDDを購入して、そちらに移動させる計画をしていたのだ。まあ、ここでメインストレージが故障したのだから追加ストレージ導入は先延ばしで、先に故障対策をしなければならないと考えた次第である。

 RAID1の良いところは、HDDの一方が壊れてもデータアクセスが可能なことである。また壊れた時も交換は非常に簡単で、工具無しで自分で交換し、RAIDアレイの再構築を行うことで良いのだ。再構築中も普通にデータ読み書きが出来るのである。とは言っても、筆者にとっては初めての作業なので、ネットで色々調べながら作業を行った次第である。

 まずは、交換用ハードディスクの購入である。メーカー(BUFFALO)純正の交換用HDD 2.0TB OP-HD2.0T/LSは¥30,240と高過ぎる。安値を探しても¥24,213だ。3.5インチ型インターフェース:Serial ATAであれば、どれでも良いらしい。そこで価格コムで調べてSEAGATE ST2000DM006 [2TB SATA600 7200]を選んだ。最安値はAmazonで¥6,280だ。現在メーカーはWESTERN DIGITALとSEAGATEと東芝の3社しかない。LinkStationの元入っているのはSEAGATE製なので、同じメーカーとしたのだ。もう一つの選択要素に回転数があるが、5400rpmと7200rpmがあり、7200rpmの方がアクセスが速いので速い方を選んだ。同じ仕様で価格の異なる機種があるが、これは価格が安く、売れ筋ランキングが上位の物を選んだ次第である。

 Amazonに発注したところ、プライム会員でないのに、翌日夕方に届いた。

 このLinkStationはHDD交換時は電源OFFにするとのことなので、電源OFFにし、前蓋を開いてディスク2の下のフックを外しながら手前に引くと出てきた。代わりに新しいHDDを挿入して終わる。一応HDD番号2と書いて貼り付けた。蓋を閉じて電源をONに、NAS NavigatorのWEB設定からシステム→ディスク→RAIDアレイの再構築→確認画面で「設定」で再構築が始まる。再構築には10時間ほどかかったが、再構築中でもデータ読み書きは出来た。その後は何の問題もなく従来通りに使えている。もう1台もそのうち壊れるかもしれないが、一度経験すると慌てずに対処できそうだ。

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