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★★ Windows10にアップグレードしましたか? ★★
2016年06月22日

 Windows7、Windows8.1からWindows10に無償でアップグレードできる期限があと1ヶ月ばかりになった。皆さんはもうWindows10へのアップグレードはお済でしょうか?

 筆者は3台のパソコンを持っているが、すべてWindows10がリリースされた直後の昨年(2015年)8月上旬の内にアップグレードを済ませてしまった。と、いうか、リリース以前のアップグレード予約が始まった当日に予約を入れておいたのだ。そしてバックグラウンドでのダウンロードの状況をチェックしつつ待ち焦がれて、可能になった途端に「今すぐアップグレード」を実行したものである。

 なぜ、そこまでと思われるかも知れませんが、筆者は元々マイクロソフトのビジネススタイルは好きではなかったのだ。OSというのはハードウエアとアプリケーションソフトの仲介をするものである。そんなものを勝手にバージョンアップして高額で売りつけているのだ。OSのサイズはバージョンアップごとにバカでかくなり、起動時間は長くなり、元から使っていたハードウエアでは使えなくなるので仕方なくパソコンを新品に買い替えざるを得なくしていたのだ。こんな不満を持っていた筆者にとって、Windows10以降はいわゆる「バージョンアップ」は無くなる。サポートは半永久的に続けてもらえるのでハードウエアの寿命まで使える。というのは「待ってました。OSとはこうあるべきだ」ということだったからである。

 とうの昔にアップグレード済の筆者にとっては、使うOSはWindows10が当然であって、むしろWindows7やWindows8.1の操作方法は忘れかけているのだ。それなのに、今頃になって周りで「Windows10への無償アップグレード期限だ」やるべきかやらざるべきかなどと騒ぎだしたことには辟易しているところだ。中にはWindows10の存在そのものも知らなかった人もいるのだ。筆者としては「どうしたらよいでしょうか」などの相談を受けたら「やるべきですよ」と答えるし、「難しいのではないか」との心配には「放っておいても勝手にアップグレードされるくらいだから大丈夫」と答えている。実際昨年のリリース直後では「アップグレードの失敗」という話もあったが、マイクロソフトも莫大な事例を収集し、対策したのであろう。今春あたりからはアップグレード中に例えエラーが発生して中断しても、普通に使っているうちに解決されて、「Windows10になっちゃった」という話が多くなっている。「失敗してデータが無くなった」とか「パソコンが使えなくなった」という話は皆無である。もちろん古い周辺機器のドライバー不適合ということはあるが、周辺機器メーカーはかなり古い機器までWindows10対応のドライバーを提供しているので、ちょっとパソコンが判る人に聞けば解決することである。

 「Windows10の使い方がわからない」ということで躊躇されたり、何かWindows10への偏見で食わず嫌いの方がおられるようだが、Windows10は心配するほど大きくは変わっていないのだ。Windows7からWindows10になった場合殆ど使い方に違いはない。筆者の家内はWindows10になっていたことを最近まで知らなかったようだ。いつものようにパソコンを起動し、ブラウザーのeアイコンをクリックしてYahooの検索バーにキーワードを入力して目的ページを出して観る。これだけではWindows10に変わったことは分からないし、ブラウザーがEdgeに変わっていても気づかないでしょう。Windows8.1からアップグレードした場合には多少戸惑うことはあるだろうが、むしろWindows8や8.1が使い辛かったというのが、使い易くなったということになるのではないだろうか。

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