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★★ 電気代が高~い! ★★
2014年07月21日

 ポストに入っていた「電気ご使用量のお知らせ」を見て「えー!」と驚いた。我が家の支払う電気代がどんどん上がっているのだ。電気を使う生活スタイルは変わっていないのに・・・いや、むしろ以前と比べれば、少しは省エネ型の生活スタイルに変わっているのに、電気代は上がっているのだ。

 東京電力が無料で提供している電気家計簿を見ると、2年間の電気使用量と電気代が数値とグラフで確認できる。直近データの過去2年間を見ると、ひと月あたりの平均使用量は268kWh→261kWhで前年比98%と僅かではあるが減っているのに、ひと月あたりの平均電気代は¥7,497→¥7,908で前年比105%と上がっているのがはっきりわかる。今年の4月以降も値上がりしているので、ここで値上がりを強く感じるのも当然であろう。

 我が家は2人世帯。総務省統計と比べてみると、2人世帯でひと月に約9,000円が平均なので、我が家はかなり省エネに貢献していると言える。

 我が家は年金だけでの生活で、貧しいのだ。何とか電気代の値上がり分を抑えていきたい。一般家庭の場合「空調(エアコン等)」「冷蔵庫」「照明器具」「テレビ」の順で電力を使用しているとのこと。我が家もほぼ同じであろう。

 まず、トップのエアコンであるが、これはできるだけ使わないようにしている。エアコンよりは自然の風、風がなければウチワを使う。ウチワで耐えられなければ扇風機ということである。もちろん熱中症にならないように水分はしっかり補給している。

 次に、冷蔵庫であるが、現在使用している冷蔵庫はそこそこ古く98年製、消費電力は26kWh/月=312kWh/年である。冷蔵庫の寿命は10~15年と言われているが、これは壊れて使えなくなる寿命ではなく、節電目的で買い替えることによる寿命であろう。我が家の冷蔵庫は16年使っているので、寿命的には買い替え時期である。消費電力ではあまり悪くはないが、今売られている同容量のものでは210kWh/年というものがあり、これに替えれば、冷蔵庫の電気代は約2/3程度になる見込みだ。実際の電気使用量はカタログ値の1.5倍程度と言われているため、概算で年間、¥3,000程度節約できることになる。冷蔵庫は高価なので、いま慎重に検討しているところである。

 その次の照明器具であるが、これの対策としては、現在既に照明の使用時間は最低限で使用しているので、暗くするか、LED照明器具に替えるしかない。我が家の照明は殆どが蛍光灯である。キッチンのガステーブル上と洗面台だけがLEDになっている。シーリングライトは調光式のため、やや暗くして使っている。浴室は照明器具が2個付いていて明る過ぎるので1個は球をゆるめて点かないようにしている。廊下やトイレはセンサー付きで必要な時しか点灯しないタイプである。既に充分省エネはやっているのであるが、LED照明に替えてどの程度有効かを検討してみた。ひとつは明る過ぎる場所をもう少し暗くしようという作戦だ。調光機能の付いた場所は既に暗くしている。浴室は2灯を1灯にしてもまだ明るいので、これをLED電球でワット数が半分程度のものに替えてみることにした。店で物色していると浴室用にはこれがよいということで、60ワットクラスと30ワットクラスをスイッチで切り替えられるタイプを勧められ、それを買った。次に階段の照明であるが、これも2灯あるが、これの1灯を蛍光灯10W→LED1.5W、もう1灯を蛍光灯10W→LED4Wに替えた。結果として全く暗くなった感じはしないのでこれは成功したといえる。今度はセンサー付きの廊下のダウンライトであるが、電球が斜め取り付け式のため、サイズ等の制約があり、思い通りのワット数のものが無かった。試しに1灯だけ蛍光灯10W→LED6.5Wにしてみた。これも全く暗くなった感じがなく、蛍光灯ではやや遅れて点灯していたのが瞬時に点灯するようになった。蛍光灯は点灯後すぐには明るくならないので、ワット数の小さいLEDに替えても暗く感じないのだ。これから考えるともう少し消費電力の少ないLED電球に替えたいところであるが、思い通りのワット数のLED電球がまだ販売されていないというところである。

 我が家で最も長時間点灯するリビングのシーリングライトであるが、これもLED照明に替えて節電にならないかと調べてみた。ところが、同一ルーメンで比較してみると、蛍光灯の70WがLEDの65Wになる程度で、消費電力差が殆どない現状である。ならば、取り替える意味がない。どうやらLEDのシーリングライトは世に出てまだ間がないので、十分にそのメリットが活かしきれてないようである。と、いうことで、シーリングライトについては、あと2~3年経ってから検討してみることにした次第である。

 さて、以上の対策で電気代の値上がり分を抑えることができるでしょうか?買い替えた機器の価格を考えると逆に高くついたと言えそうです。ここは冷蔵庫や電球が取り換え時期になったものとして割り切って考えるしかなさそうですネ。1年後にまた電気家計簿を調べてみたいと思います。

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