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★★ 今日の太陽 Imppgテスト ★★
2021年03月04日
南半球に黒点群が2ヶ所見られますが発達する気配がありません。プロミネンスは珍しく東縁の赤道に近い場所にできていました。今日は薄雲が広がり、時々雲が厚くなって数コマは廃棄しなければならない状態でした。
昨日から取り組んでいるFireCaptureのオートガイド機能はASI290MCでは上手く機能するのですが、QHY5P-ⅡMカメラでは設定を変えても、ドライバーを入替てもどうやっても機能しません。これが使えるとタイムラプス動画撮影が非常に楽になり何時間でも伸ばすことができるのですが、もう少し調べてみます。

【撮影データ】EQ6R、CoronadoP.S.T.、QHY5P-ⅡM、FireCapture、Capture Area=2592x1944、File type=SER、USB Traffic=0、、Gain=26、Shutter=0.1ms(光球面)、Gain=37、Shutter=5.0ms、100frames、AS!3-Wavelet、Photoshopで調整し、合成、太陽の北極を上になるよう-22.37°回転
東縁の背の高いプロミネンスを90分を15秒のmp4タイムラプス動画にしました。これはタイムラプス動画撮影→処理の練習とテストのためでした。あまり動きは無く、細長く立ち上がった先がループしているのですが、このループ部と立ち上がりをAS!3が間違えてスタックした気配も伺えます。
今日のタイムラプス動画では位置合わせにImppgソフトを使ってみました。位置合わせは動画作成で手動では最も手間を食い時間がかかるので、ソフトで処理できれば非常に楽になります。今日のテストでは少しガタついたので、Photoshopによる手動位置合わせ修正が必要でした。でもImppgを使ったものからの修正は修正量が少なくやりやすかったです。太陽リム部が斜めであったり、プロミネンスがもっと鮮明であれば上手く位置合わせができるかも知れません。Imppgは太陽を主対象にしたソフトなのでそれなりに使いこなせれば有用な気がしました。
それと、これまではRegistaxのWavelet出力をjpgにしていましたが、処理順序を誤るとグラデーション部がカクカクになることがあったので、今回はすべてtifで行いました。tifではファイルサイズが大きいのでWiFi経由では時間がかかったりしていたのですが、USB-SSD導入によりtifでも全く待ちがなく処理ができます。
処理順序としては
①FireCaptureでAutorunを使い動画ファイルserで保存(できればオートガイド使用)
②Autostakkert!3のsurfaceモードでスタック
③tifファイルをIrfanviewで画像サイズ統一tifで保存
④RegistaxのWaveletで画像鮮明化(Imppgでも可能か)tifで保存
⑤必要に応じてPhotoshopでレベル補正などの画質調整、ダストスクラッチ除去等実施
⑥ImppgのツールAlign image sequenceで動画用に位置合わせ
⑦光球面の白飛びの処理…ここでは光球面画像をPhotoshopで切り貼りし、疑似カラー化
⑦Irfanviewで仕上げサイズにトリミング
⑧Premiereで動画化
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