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★★ 月齢18.9 ディープスカイ銀河 ★★
2019年02月23日
月の出が遅くなったので、DeepSkyの天体撮影をしました。ここのところCelestronC5_1250mmを使って個々の銀河を狙いましたが、今日はNikkor300mmF2.8を使って近くの銀河を一緒に撮影しました。月は4時過ぎにトイレに起きた時に西側の窓から撮影しました。

[撮影データ]スカイメモS、FinePixS1、1200mm相当、ISO200、F6.4、1/800秒、9枚高速連写を5セット、Registax6、Photoshop

しし座の三つ子銀河 QBPフィルターでは銀河は赤っぽく写りますが、青味が殆ど出ないので寂しいですね。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Nikkor300mmF2.8、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=200、300、Exposure=90s、60s、png90frame、107min、SI8&Photoshop、Flat適用、トリミングなし

おおぐま座のM81とM82銀河

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Nikkor300mmF2.8、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=60s、png40frame、40min、SI8&Photoshop、Flat適用、トリミングなし

おおぐま座のM97ふくろう星雲とM108銀河

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、AutoGuide、Nikkor300mmF2.8、Quad BP Filter、ZWO ASI294MC-PRO、-10℃、Capture Area=4144x2822、SharpCap使用、Gain=300、Exposure=60s、png58frame、58min、SI8&Photoshop、Flat適用、Flataid、トリミングなし

Nikkor300mmF2.8を使った撮影では、撮影にかかる時間は短いのですが、写野が広いので、光害カブリの影響が大きく、背景のフラット化が大変でした。普通のフラット画像では光害カブリは除去できず、60分程度の撮影でもカブリの状況が変わってきます。そのためステライメージのカブリ補正で補正しきれません。そこで今回はフラットエイドを使ったりフォトショップで撮影結果画像からフラット画像を作成するなど、色々試してみました。どれも一長一短があり完ぺきではありません。撮影結果画像からフラット画像を作成する方法はほぼ完全なフラット画像が得られますが、現在使っているフォトショップでは8ビットで処理されるので、これをフラット画像に使うと、同心円状の段が出来てしまいます。背景を暗くしてごまかしましたが、これが16ビットで作れたら良さそうな気がしました。フラットエイドは16ビットで処理されるのですが、フラット画像として取り出しが出来ないようなのと、補正済み画像の背景が濃青色になってしまう問題があります。
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