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★★ 月齢16.9の月 ★★
2017年12月05日
 
 今日は空の透明度は良かったですが、満月翌日の月があるので、月の撮影です。冬型気圧配置でシーイングは良くないので月全体像だけです。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、SelestronC5、NikonD5500直焦点、ISO800、1/1000秒、64枚をAS!3でコンポジット、Registax6でWavelet

ASI290MC直焦点で撮影したものを32枚モザイク合成してみました。シーイングが悪かったせいか、等倍拡大しても鮮明度はあまり変わりません。

[撮影データ]SkyWatcherEQ5GOTO赤道儀、SelestronC5、ZWO ASI290MC直焦点、各200フレーム32セットをAS!3でコンポジット、Registax6でWavelet、ImageCompositeEditorでモザイク合成

 これまではPhotoshopを使って2~3枚のモザイク合成でしたが、今回はImageCompositeEditorを使って本格的に月全体をモザイク合成しました。D5500での撮影との違いは、AVI動画で記録してAS!3でコンポジットするためフレーム数が多ければ鮮明でノイズの少ない月面に仕上がる可能性があるということです。シーイングの良い時にうまく撮影処理できれば月面のどこでも詳細な画像を切り出すことができることになります。D5500の場合は3900X3900pxのサイズですが、モザイク合成した結果は5000X5000pxのサイズになります。次回は各500フレーム程度撮影してみることにします。なぜそれほどまでして月を撮影するのか?と言えば、天体撮影は「月に始まり、月に終わる」と言われるほど取っ付きやすいが、なかなか極められない奥行きがあります。天体撮影の基本をマスターする練習台にもなるからです。
 さて、このモザイク合成の撮影方法ですが、USBカメラを使用し、AVI動画で記録します。月全体が処理可能な枚数でカバー出来る拡大率で撮影します。20枚前後が良さそうです。今回は重なりが大きかったので32枚になりましたが、うまくやれば20枚程度にできそうです。撮影時にはカメラ露出は最も明るい部分で白飛びしない程度でゲイン、エクスポージャー共固定にします。そして赤道儀のRA、DECボタンで動かしたときにモニター画面で水平に移動するようカメラを回転させます。カメラをいじった時は再度ピントの確認をしておきます。予め月全体像をプリントアウトし、USBカメラの写野で適度な重なりを持たせて割り振りして線を引いておくと良いでしょう。そして割り振り順で撮影していきます。結果はAutoStackert!3でスタックし、Registax6でWaveletをかけます。出来上がったjpg画像をImageCompositeEditorにかければ何の設定も無しにモザイク合成が出来ます。(ここに書いたのは自分用の備忘録でもあります)
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