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★★ セレストロンC5直焦点での月齢22.0 機材バランスの改良 ★★
2016年05月29日

 明け方4時過ぎに目が覚めて外を見たら、丁度下弦の月のようだったので(実際はあと1日後)、セレストロンC5に直焦点でD5500を付けて撮影しました。D5500での撮影でいつも感じるのは、ライブビューのモニター画面を拡大してピント合わせをする時、月面が十分鮮明にきれいに映るのに、シャッターを切った結果が下の写真のように少しボケてしまうことです。

[撮影データ]スカイメモS、セレストロンC5、直焦点、NikonD5500、ISO1600、1/320秒、F10、1枚をPhotoshopで調整

原因は露出ディレーモード(ミラーアップ1秒後にシャッターが切れる)を使っても、ミラーショックの余韻やフォーカルプレーンシャッターショックの影響と思われます。
そこで、D5500の動画で撮影し、AVI変換してRegistaxで処理すると、下の写真になり、ボケた感じは無くなります。

[撮影データ]動画モード、1920×1080、60p、ISOAuto、約15秒をAVIに変換しRegistaxでスタック、Photoshopで調整

ただし、動画は1920×1080のサイズのため詳細を大きく表示するのに耐えません。考えられる対策は、シャッターショックにも微動だにしない頑丈な赤道儀を使うことです。でもそれは私には無理なことで、そこまでやろうとは思いません。可能な範囲で多少とも改善できそうな策として考えたのが徹底してバランスをとってみるということです。現在セレストロンC5は写真用ネジでアリガタを介して取り付けていますが、ネジ穴が2ヶ所しかなく、バランスが取れた位置にないことです。折角アリガタレールが付いているので、アリミゾマウントで取り付ければバランスを取るのに最適な位置で取り付けられるであろうということです。ネットで探した結果、シュミットさんに中型アリミゾマウントが3,780円でありました。これを取り付けた結果
WEBカメラ取り付けの場合はこの写真の位置でバランスが取れるのでOKです。当面の惑星撮影はこれで完璧ですね。
一眼レフカメラD5500を取り付けた場合、接眼側に1cmほどはみ出したところでバランスが取れます。月全体が対象ならこれでOKです。
2×テレプラスを付けたり、拡大撮影の場合はもっと右になるのでアリガタプレートを伸ばさなくてはなりません。それとも、写真左側にウエイトを付けることになるのかな・・・・
アリガタプレートとアリミゾマウントはこのように取り付けられます。スカイメモS用微動台座にピッタリのサイズです。
一眼レフカメラD5500を取り付けた場合の機材全体です。バランスウエイトは目いっぱい伸ばしてバランスが取れています。
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