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★★ 月齢8の月 D5500撮影テスト ★★
2016年04月15日

 3月29日以来久し振りの雲のない夜です。月は「上弦の月」から1日経ち、星は撮れません。先日主に天体撮影用としてニコンの一眼レフD5500を購入したので、月齢8の月でTamron200-500と2×テレプラスを付けてテストしてみました。比較としては、これまで月撮影で私の機材では最高の結果を出しているFinePixS1です。
 D5500にTamron200-500と2×テレプラスを付けた状態でライブビューで拡大してピントを合わせようとしましたが、これが非常に難しく、ピントリングに触れると激しく画面が揺れてどこで合っているのか判りません。また今日のシーイングは中くらいですが揺らいでいるのでなおさらです。とりあえず合っているだろうなと思われる状態で撮影しました。モニターで拡大して見ている限りでは、かなりシャープに見えたのですが、撮影した結果を等倍拡大するとボケているのですね。これは揺らぎの影響か露出ディレーモードを使ってもシャッター操作による何らかの振動が影響しているのかも知れません。

スカイメモS、D5500+Tamron200-500の500mm+2×テレプラス(1500mm相当)、ISO100、1/80秒、f13、100枚をトリミング後Registaxでスタック、Photoshopで調整後長辺640pxにリサイズ


スカイメモS、FinePixS1、超解像ズーム215mm(2400mm相当)、ISO100、1/100秒、f5.6、56枚をトリミング後Registaxでスタック、Photoshopで調整後長辺640pxにリサイズ

月全体ではあまり大きな差はなさそうですが、どちらかと言えばFinePixS1の勝ちのような気がします。撮影のし易さからみてもFinePixS1の方が簡単です。

アペニン山脈の部分をトリミング拡大して比較してみました。

D5500
FinePixS1
 これで見ると、左のD5500は素直なボケですが、FinePixS1は超解像ズームというデジタルズームで補間し、強いシャープネス処理をしているようです。
 参考までに、D5500で2×テレプラスを使わずPhotoShopで拡大したものと、Registaxによるスタック処理をしなかったいわゆる撮って出しの同じ部分を比較で挙げてみました。

D5500 テレプラスを使わずPhotoShopで拡大

D5500 テレプラスありの撮って出し
 これで見るとテレプラスは使った方がいいのかなというところです。撮って出しはノイズはありますが、わりとシャープなのかな、ということで、ISOを上げてシャッター速度を上げればもう少し良くなり、モニター画面で見たシャープさを取り出せそうな気がしました。

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